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社内の紙書類をデジタル化する3ステップ──Google Formsで今日から始める方法

|石井 伶旺(いしい れおう)/ 取締役CTO

社内の紙書類をデジタル化する3ステップ──Google Formsで今日から始める方法

中小企業の書類デジタル化は、高額なシステムなしで始められます。Google Forms・Googleドライブ・AppSheetを組み合わせた「外注ゼロ・3ステップ」の実践手順を解説します。費用はゼロから、今日の業務時間中に最初の一歩を踏み出せます。

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なぜ中小企業の書類デジタル化は進まないのか?──3つの共通パターンとは?

中小企業で書類デジタル化が進まない理由は主に3つです。①「専用システムを購入しなければ」という思い込み、②電子帳簿保存法など法律への不安、③「誰がやるか決まっていない」担当者不在の問題、です。実際はすでに使っているGoogleのツールで、多くの書類はすぐに電子化できます。

  • パターン1: 高価なシステムは不要です。Googleのツールだけで十分対応できます
  • パターン2: 法律が対象とするのは請求書・領収書など税務書類だけです。日報・申請書・点検表は制約なく電子化できます
  • パターン3: 「誰かがやる」では動きません。1名を旗振り役に決めるだけで前進します

inanklの現場でよく見るのは、日報・点検表など「法的保存義務のない社内書類」が放置されているケースです。これが業務の属人化や「書類が見つからない」問題の根本になっています。

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どの書類から始めるか?──デジタル化の優先度付けの方法とは?(ステップ①)

書類の優先順位は、①発生頻度が高い(毎日・毎週)、②複数人が関わる、③よく探すことになる、の3軸で判断します。「日報・社内申請書・点検表」など社内書類から始めると、法的制約なく今日すぐ着手できます。まず3種類に絞ることが大切です。

書類の優先度マップ

今日から始められる書類(法的制約なし)

日報・週報/社内申請書(休暇・購買・経費精算)/点検表・チェックリスト/会議議事録

確認が必要な書類(電子帳簿保存法の要件確認が必要※要確認)

請求書・領収書/契約書(原本保存の要否※要確認)/税務関連書類

外注・専門家に相談推奨

公文書・官公庁への提出書類/法定帳簿の原本

着手の手順: 自社の書類を10〜20種類リストアップ→上のマップに当てはめる→発生頻度が高い上位3種類から始める

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Google Formsで入力フォームを作るにはどうすればいい?(ステップ②)

Google Formsは、Googleアカウントがあれば無料で使えるフォーム作成ツールです。紙の申請書・日報・点検表をフォームに置き換えることで、入力から集計まで自動化できます。作成は5〜15分で完了し、URLを共有するだけで利用開始できます。

(スクリーンショット: forms.google.com のホーム画面)

作成手順:①ブラウザで forms.google.com を開く ②「空白」を選択 ③「+」ボタンで質問を追加 ④必須項目を設定 ⑤「送信」からURLを取得して共有

(スクリーンショット: 質問追加画面)

日報フォームの項目例

質問形式必須
氏名テキスト
日付日付
本日の作業内容段落
明日の予定段落
困っていること段落
体調5段階評価

inanklが支援した北海道の中小企業では、紙の日報をGoogle Formsに切り替えて、集計業務が週あたり約2時間削減できました。月換算で8時間以上の効果です。

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Googleドライブで保存・共有・検索できる仕組みを整えるには?(ステップ③)

GoogleドライブはGoogle Formsと連動しており、フォームへの回答がスプレッドシートに自動で蓄積されます。フォルダ構造を整理して共有設定するだけで、チーム全員が最新データにアクセスできます。キーワード検索でファイル名を覚えていなくても必要な書類をすぐに見つけられます。

Googleドライブのフォルダ構成例

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📁 業務書類(共有ドライブ)

├── 📁 日報・週報(2026年)

│ ├── 2026-01 / 2026-02 / 2026-03

├── 📁 社内申請書(休暇申請 / 購買申請)

├── 📁 点検表・チェックリスト

└── 📁 会議議事録

`

アクセス権は「閲覧のみ」「コメント可」「編集可」の3段階で使い分けます。重要な書類はURL共有を避け、特定メンバーのみ招待する形式にしてください。

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AppSheetで日報・点検表をアプリ化するとどうなる?(応用)

Google FormsとドライブはGoogleスプレッドシートと連動しているため、AppSheetを使うとノーコードでスマートフォン対応の社内アプリに発展させられます。日報確認・点検表の提出・受発注管理などをアプリ化することで、担当者がスマホから手軽に操作できる環境が整います。

レイヤーツール費用目安できること
Layer 1(入力)Google Forms無料紙書類の電子入力化
Layer 2(管理)Googleドライブ+スプレッドシート月額680円〜※参考値保存・共有・検索
Layer 3(アプリ化)AppSheet月額680〜1,360円〜※参考値スマホ対応の業務アプリ

「まずFormsとドライブで始め、慣れたらAppSheetへ」という段階的アプローチが定着率を高めます。AppSheetはノーコードですが業務フロー設計には専門知識が必要です。inanklの「瞬間DX」ではこの移行を一貫してサポートしています。

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よくある質問(FAQ)

電子帳簿保存法への対応は必要ですか?

すべての書類が対象ではありません。請求書・領収書など税務関連書類を電子保存する場合に要件が必要です。日報・社内申請書・点検表は法的制約なく電子化できます。税務書類の電子化は税理士への相談をおすすめします。

過去の紙書類はどうすればいいですか?

今後の書類から電子化を始めるのが現実的です。「今日以降の書類はGoogle Formsで受け取る」という運用切り替えだけでペーパーレス化が進みます。過去書類は複合機のスキャン機能でGoogleドライブに保存する方法が手軽です。

Google Formsは無料で使えますか?

個人アカウントであれば無料です。ただし会社のデータを扱う場合はGoogle Workspace(月額680円〜)の利用を推奨します。共有ドライブ・管理者機能・セキュリティ設定がビジネス向けに強化されており、退職者のデータ管理も安全に行えます。

デジタル化した書類のセキュリティが不安です

Googleドライブはアクセス権限を細かく設定できます。重要な書類は共有リンクを発行せず、特定メンバーのみ招待する形式が安全です。Google Workspaceではアクセスログも確認できます。

AppSheetの導入は自分でできますか?

基本連携は公式チュートリアルで学べますが、業務に合ったアプリ設計には専門知識が必要です。inanklでは「瞬間DX」として、FormsからAppSheetへの移行まで一貫して支援しています。

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[DX・AI活用から業務改善を始めたい方はこちら](/ai-introduction/)(公開済み・即時リンク可)

[書類デジタル化を含む業務改善全体の支援はこちら](/gyomu-kaizen/)(PR#21マージ後有効化)

[業務改善とDXの違いを整理したい方はこちら(記事A)](/gyomu-kaizen/dx-vs-gyomu-kaizen/)(4/14公開後有効化)

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この記事はinankl株式会社が北海道の中小企業オーナーに向けて作成しました。

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著者プロフィール

石井 玲央(いしい・れお)

inankl株式会社 代表。北海道の中小企業を対象に、HP制作・業務DX・AI導入を一気通貫で支援。「定着するまで伴走する」スタイルで、低コストで持続可能な仕組みを提案している。札幌・旭川・函館エリアで対面相談にも対応。

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